このほどアイルランドで、人気の犬種でもあるイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの母犬と子犬が盗まれた。後に母犬が見つかるも首に切り傷があり、マイクロチップを抜き取られた跡があった。この残忍な犬泥棒に人々の怒りが向けられていることを『Metro』『Mirror』などが伝えている。
アイルランドのウェックスフォード州に暮らすパトリシア・ドイルさん(Patricia Doyle)一家は、“デイジー(Daisy)”という名の雌のイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルを飼っている。デイジーは生後約8週になる7匹の子犬の子育ての真っ最中だった。
しかし今月7日、犬小屋の鍵が壊されてデイジーを含む7匹の子犬が忽然と消えていた。犬泥棒に盗まれてしまったのだ。イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの子犬はアイルランドのブリーダーの間で1000アイルランドポンド(約15万7000円)前後で販売されており、犬泥棒は子犬を売って利益を得ようとしたと見られている。
デイジーが子犬と一緒に心無い犬泥棒にさらわれたとあって、パトリシアさん家族はいてもたってもいられなかったようだ。パトリシアさんがFacebookで情報提供を呼びかけたところ、4日後にダブリン動物虐待防止協会(DSPCA)によってデイジーは保護され、無事にパトリシアさん達のもとへ戻ることができた。
デイジーが発見された場所は、パトリシアさん宅からおよそ120キロも離れたダブリンの路上だったという。デイジーは空腹のまま付近をさまよっていたが、子犬たちの姿はそこに無かった。
無事に戻って来たデイジーだったが、