「デスティニーズ・チャイルド」のメンバーだったケリー・ローランドが自ら審査員を務める豪オーディション番組のなかで、華やかなビヨンセの影に隠れて“引き立て役”だった経験に触れる場面があった。自らのアイデンティティーに「10年もの間思い悩んだ」という発言が注目を集めている。
未来のスターを発掘する人気オーディション番組『The Voice』のオーストラリア版で審査員を務めるケリー・ローランド。13日の放送回で、ある出演者が華やかな兄の影でアイデンティティーに思い悩んでいることを告白すると、ケリーは自らの経験を明かした。
このたびケリーに悩みを告白したのは、クリス・セバスチャンさんという出演者だ。彼の兄は『オーストラリアンアイドル』の初代優勝者で、現在『The Voice』でケリーとともに審査員を務めるポップスターのガイ・セバスチャンである。そんな兄がレギュラー出演するオーディション番組に“挑戦者”として参加した弟のクリスさんは、
「自分自身のアイデンティティーには、いつも悩まされてきました。ガイのことは愛していますが、自分の存在すら真面目に受け止めてもらえず、常に自分の価値を認めてもらえるよう努力しなければなりません。」
と優秀な兄の影に隠れて自らの存在意義に悩んでいることを激白するのだった。
これを受けてケリーは開口一番、
「私にはその気持ちがわかるわ。ビヨンセと同じグループにいるってどんな感じか想像できる?」
と「デスティニーズ・チャイルド」時代に言及、