「リーダーとして導くべき時と、人々の声に耳を傾けるべき時の見極めが大切である」と若きリーダー達を前に力説した。
またヘンリー王子が自ら、植民地制度や奴隷制度といった歴史を持つコモンウェルス(イギリス連邦)について次のように語る場面は、特に大きな反響を集めた。
「過去を語らずして前に進むことは不可能です。」
「過去の行いを振り返り、過ちを正そうと沢山の人々が素晴らしい活動をしてきましたが、まだまだ我々がすべきことは山のようにあると思います。」
「決して易しい道のりではないでしょうし、時には戸惑いや不安もあるでしょう。それでも、我々は活動を続けなければなりません。なぜなら、そうすることがすべての人の幸せに繋がるからです。」
メーガン妃もまた「戸惑いや不安を押し分けながら進まなければ、この問題を解決に導くことはできない」「平等とは、誰もが等しい価値を有することであり、それこそが人権の基礎である」と力強く語っていた。
ヘンリー王子・メーガン妃夫妻は、このところ妃の母校「イマキュレート・ハート・ハイスクール」のバーチャル卒業式や、故ダイアナ妃の誕生日に行われた「ダイアナ・アワード」のセレモニーといった公の場で“Black Lives Matter”に関するメッセージを積極的に発信している。政治的な発言が許されないロイヤルメンバーという立場を離れた今、「今後は公民権活動家として活躍の場を広げていくのでは?」との見方も強まっている。
画像は『The Queen’s Commonwealth Trust 2020年7月6日公開 YouTube「QCT and The Duke and Duchess of Sussex in conversation on fairness and justice」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 c.emma)