ボルゾイはロシア原産の大型狩猟犬で、元来鼻の長い犬として知られている。しかしアメリカのバージニア州リッチモンドで暮らす“エリス(Eris、2)”の鼻はボルゾイといえども異様に長く、飼い主は「世界一鼻の長い犬ではないか」と思っているそうだ。『UNILAD』『Daily Mail Online』などが伝えた。
ボルゾイ犬のエリスは2018年7月23日、ジュエリーショップのオーナーであるリリー・カンボウリアンさん(Lily Kambourian)とそのパートナーのサヴァンナさん(Savannah)が暮らす家に新しい家族として迎えられた。2人は犬を見るために米バージニア州キーズビルを訪れた時、エリスを含む3匹の子犬たちの鼻が下顎に対して上顎が長すぎる不正咬合(オーバーバイト)であることに気付いた。それはドッグショーにおいて遺伝的な欠陥として捉えられてしまうが、サヴァンナさんの膝の上にのるほどの人懐こいエリスが気に入った2人にはどうでもいいことだった。
今年の5月19日に2歳の誕生日を迎えたエリスだが、鼻の長さは現在30.988cm(12.2インチ)で鼻の先からしっぽまでは144.78cmにもなる。
リリーさんは「散歩をしていると皆エリスが何犬なのか気になって近寄ってくるから、たびたび立ち止まる羽目になるの。けど最近は、邪魔されることなく散歩できる近所の道を見つけたのよ」と多くの人がエリスに興味を示すため、散歩がスムーズにできなかったことを明かしている。
2人がエリスを迎え入れた時、下顎の歯が上顎の歯茎を突き刺す可能性があり「いずれ犬歯を抜かなければならなくなるかもしれない」と言われたそうだが、