「やってきたばかりの最初の1週間は私やルームメイト、家にやって来たほとんど全ての人に歯を剥きだして威嚇しました。コークスはこれまで優しさに触れたことがなく、人を信頼できなかったのでしょう。私はとにかく焦らず、温かく接し続けたのです。」
「コークスはいつも悲しそうな表情で、触られるのさえ嫌がっていましたが、時間が経つにつれ少しずつ心を開いていきました。私はコークスを友人やできるだけ多くの犬たちとも交流させました。そうしているうちにコークスは私の顔じゅうにキスをして迎えてくれたり、一緒に添い寝をするようになったのです。」
こうしてコークスとの絆を日に日に深めていったブルックさんは5月30日、一大決心を固めたのだった。
「実は里親ではなく、コークスを私の飼い犬として迎え入れることにしたのです。コークスがハッピーでいてくれることは、私の喜びでもあり、『コークスと離れることは考えられない』と思うようになったのです。」
そんなブルックさんはコークスのInstagramを開設し、多数の写真や動画を投稿している。そのなかのコークスの表情はとても穏やかで、たくさんの愛情に包まれているのが伝わってくる。第2の人生を歩み始めたコークスについて、ブルックさんは最後にこう述べた。
「虐待を受けていた犬から信頼を得るのはとても難しいことです。でも愛情と忍耐をもって接すれば、奇跡は起こるということです。」
画像は『Corks the Philosopher 2020年6月10日付Instagram「Damn butterfly was too fast!」、2020年6月20日付Instagram「You can tell a lot about someone by the way they hug you.」』『The Dodo 2020年6月15日付「Dog With A Sad Past Is So Happy He Got A Second Chance」(Dogs Without Borders)(Instagram/herro_mr_cutie)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)