突発的な攻撃性を持つことで知られるピットブル。これまでにも人を襲う事件が報じられているが、このほどイギリスでピットブルが当時4歳の女児を襲った事件の裁判が行われ、飼い主には執行猶予付き判決と生涯にわたり犬の飼育を禁じる命令が下された。『Mirror』『Metro』などが伝えている。
2018年7月、ランカシャー州プレストンに住む当時4歳だったティリー・ヴェイジーちゃんは外で友達と遊んでいた時、近所に暮らすドーン・ホルト(41歳)の飼い犬であるピットブル“シーザー”(12歳)に突然襲われて重傷を負った。
ティリーちゃんは涙管が引き裂かれ、目の周りと頭上部に深刻な怪我をし、頭蓋骨を骨折した。ティリーちゃんの叫び声を聞き、犬に襲われている光景を目撃したウォーレン・ハドフィールドさん(31歳)は、当時の様子をこのように語る。
「犬は女児をまるで人形のように鷲掴みにして襲っていました。犬の攻撃はひどく、女児は血まみれになっていて顔が見えないほどでした。」
事態を知ったティリーちゃんの母親レアンさん(31歳)は血だらけの娘を見て「絵具でも被ったのかしら」と思ったものの、それが大量の血であることを悟ると恐怖で身動きができなくなってしまったという。その後、すぐに救急車を呼ぶも到着まで待っていられず、レアンさんは自分の車でティリーちゃんを病院へ運んだ。
深刻な怪我のため、ティリーちゃんには9時間にもおよぶ緊急手術が行われ、