高層化が進む中国の都市部では、高層階から故意に物を投げる犯罪が急増している。広東省深セン市で今月11日、高層マンションから落下したシャンプーボトルにより生後6か月の女児が重傷を負った。『南方网』などが伝えている。
広東省深セン市で今月11日夜9時頃、高層マンションのバルコニーから落下した2つのシャンプーボトルが母親と散歩中だった生後6か月の女児の頭部を直撃した。『北京搜狐焦点网』によると、容量が750mlと800mlのボトルは中身が詰まっていたという。女児は頭部が大きく腫れあがり、意識を失うと痙攣を起こし始めたそうだ。
すぐに救急車が呼ばれ、女児は深セン市児童病院へと搬送されて治療を受けたが、担当医師は事故から3日後の14日、頭頂骨にヒビが入り脳内出血を起こしていることや、機嫌が悪く嘔吐や集中力の欠如など脳震とうを起こした時の症状が出ていることを明らかにした。また小児神経外科医のリョウ・チュアンペン氏(Liao Chuanpeng)は「女児は監視下に置かれていますが、今後てんかんの発作が頻繁に起こる可能性もあります。長い目でみると命の危険もあり、今後は注意して観察していかなければなりません」と述べ、予断を許さない状況を明かしている。
一方で父親のガオさん(Gao)は、