暖かな春の陽気に誘われて、動物たちの活動もより活発になってきたようだ。米オレゴン州ポートランドにあるオレゴン動物園で、クマが大きな桶の中でまったりと遊ぶ様子が捉えられ話題になっている。『KLTV.com』『Daily Mail Online』などが伝えた。
オレゴン動物園で暮らす体重180キロを超えるアメリカクロクマの“タコダ(Takoda)”が、約300ガロン(約1135リットル)の水が入る大きな桶の中で、楽しそうに水風呂を楽しむ様子が捉えられた。動画でタコダは、桶の中で仰向けになり手足をバタバタさせたり、クルクルと回転したり、木のおもちゃで遊んでみたりと水遊びを満喫しており、まるで大きな子供のようだ。
動物園によると、タコダは2010年に空腹で脱水状態で彷徨っているところをモンタナ州で発見された孤児で、当時は体重が3ポンド(約1360グラム)もなかったそうだ。しかしその後、野生保護センターでケアを受けて回復し、同動物園が引き取った。タコダは現在10歳で、野生のアメリカクロクマの寿命が約20年であることを考えると青春真っ盛りといったところだろう。
このタコダという名前は、米国北部の中西部に居住する先住民“スー族”が話すスー語で、“みんなの友達”という意味があるそうだ。タコダの世話をするエイミー・カッティングさん(Amy Cutting)は「タコダはとてもお茶目なクマで、暖かくなってくるとよく水風呂に入って遊ぶんですよ」と語っており、