インドネシアのバンテン州の都市タンゲランで、9歳の少女が地上15mの高さにある電線にぶら下がり、助けを求める動画がSNSで話題になった。少女は作業員らが電線工事をしている付近で遊んでいた際に誤って引き上げられてしまった。その後近隣住民たちによって無事救護されており、命に別状はなく軽傷で済んだという。『The Jakarta Post』『The Straits Times』などが伝えている。
9歳の少女が電線にぶら下がったまま助けを求める動画がSNSで拡散され、大きな話題になった。この事実を受けて、タンゲラン災害軽減庁(Tangerang Disaster Mitigation Agency/BPBD)の緊急・物流責任者Kosrudin氏がTwitterで詳細を説明した。
事故は現地時間16日の午後、作業員が高電圧(EHV)電線の取り付け工事を行っている間に起こった。少女はこの作業現場付近で友人と遊んでいたという。少女は低い場所にあった電線にぶら下がっていたが、彼女の存在に気付かなかった作業員が電線を引き上げ続け、ついに地上15mの場所でぶら下がってしまった。
Kosrudin氏は「電線工事をしていることを知らなかった少女は、電線が低い場所にある時にぶら下がって遊んでいたようだ」と述べている。
その様子を捉えた動画で、少女は「助けて、これ以上もたない。下に降りたい」と叫んでおり、駆けつけた近隣住民たちは少女の下にマットレスなどを置いた。少女はマットレスの上に落ちたが命に別状はなく、