英出身歌手のエルトン・ジョンが現地時間4日、自身の「エルトン・ジョン・エイズ財団(Elton John AIDS Foundation)」より「COVID-19 緊急基金」をローンチし、100万ドル(約1億1000万円)を寄付することを発表した。
先月29日、米『FOX』で放送されたチャリティーコンサート「リビングルーム・コンサート・フォー・アメリカ」でホストを務めたエルトン・ジョン。マライア・キャリー、ビリー・アイリッシュ、アリシア・キーズ、バックストリート・ボーイズ、カミラ・カベロらといった錚々たるシンガー達が自宅待機中のリビングからヒット曲を熱唱するという斬新な試みが注目を集め、同番組は視聴者数870万人を記録。米チャリティー団体「Feeding America」「First Responders Children’s Foundation」には、合計1000万ドル(約11億円)の寄付金が集まった。
医療従事者や日々の生活を支える様々なサービスを提供する人々に感謝の気持ちを伝えるため、また新型コロナウイルス感染者を励ますため、音楽で人々の心を癒そうと一肌脱いだエルトンが、今回はHIV感染者およびAIDS患者を守るために立ち上がった。エルトンは世界中で新型コロナウイルスが蔓延し、各地で医療崩壊が懸念されるなか、HIV/AIDS支援組織が患者への滞りないケアの提供に尽力できるよう、自身のチャリティー団体「エルトン・ジョン・エイズ財団(Elton John AIDS Foundation、EJAF)」から「COVID-19 緊急基金」をローンチし、100万ドル(約1億1000万円)を寄付することを発表した。
1992年に米国で、1993年に英国でそれぞれ「エルトン・ジョン・エイズ財団」を設立し、以来30年近くにわたりHIVの感染予防やHIV/AIDSに関する教育プログラム、そしてサポートサービスなどを提供してきたエルトン。そんな彼が現地時間4日に動画を公開し、