カモメの王様と呼ばれることもあるオオカモメが、ウサギを頭から丸飲みにする映像が捉えられ話題になっている。撮影されたのは鳥の楽園としても知られる英国ウェールズのスコマー島で、オオカモメにとってウサギは貴重な餌であるという。
英南西部ウェールズのペンブルックシャー沖にあるスコマー島(Skomer Island)は、「ウェールズ南西部野生トラスト(The Wildlife Trust of South and West Wales)」が管理する自然保護区で鳥の楽園として知られている。パフィン(ニシツノメドリ)が繁殖することでも有名で、島にはウェールズからボートで渡り、ハイキングやバードウォッチングを楽しむことができる。
そんなスコマー島で捉えられたオオカモメ(Great Black-backed Gulls)の動画が話題になっている。カモメ類の中で最大種と言われるオオカモメは欧州や北米の大西洋岸で生息し、大きいものでは体長が75センチ、翼幅は160センチ、体重は2キロにも達する。背中(翼)は生後4年くらいまでは灰色で、その後は黒になり、黄色いくちばしの先に赤いスポットがあるのが特徴だ。
動画では1羽のオオカモメが穴の中にいたウサギを見つけ、くちばしで何度か突いているのが見てとれる。その後オオカモメはウサギの頭部をくちばしで掴んで、何度かゆすっている。そして身体全体を上下に動かすと、