新型コロナウイルスの影響で生活必需品の買い占めをする人が後を絶たないが、このほどイギリスの動物園で撮影された餌を頬張るゴリラが、まるでスーパーで買い占めする人間のようだと話題になっている。一見陽気な写真にも見えるが、ゴリラを撮影した女性はパニック買いをする人達について考えさせられたという。『Metro』などが伝えている。
世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、イギリスでは多くの施設や飲食店などが一時休業せざるを得ない状態に追い込まれている。英ブリストルにあるブリストル動物園も同様で、今月20日の午後5時半から一時閉鎖することになった。そして閉鎖前の一般公開最後の日、看護師をしているミリアム・ハースさん(Miriam Haas、58)が同動物園を訪れた。
ミリアムさんのTwitterには動物の写真が数多く投稿されており、直近の投稿ではブリストル動物園の動物達が見受けられる。そしてその中でもひときわ注目を集めているのが、15歳になる雌のゴリラ“ケラ(Kera)”の写真だった。
ケラは口に入りきらないほどのキュウリをくわえ、手には持ちきれないほどのレタスを抱えていた。ミリアムさんによると、ケラはこれだけたくさんの野菜を手に入れているにもかかわらず、他のゴリラに餌を分け与えることを拒んだという。
写真には、カメラ目線の餌を頬張るケラの姿が捉えられているが「何、撮ってんのよ!」と言わんばかりの表情をしている。このケラの姿を見たミリアムさんの脳裏には、最近問題視されているスーパーマーケットなどで生活必需品の買い占めをする人達の姿が浮かんだようで、