TBS系火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』は、ドSなイケメン医師・天堂浬に憧れてナースの道を選んだ新米看護師・佐倉七瀬の恋の行方を描くラブコメディである。2人の微妙な関係を佐藤健と上白石萌音が好演しており、お互いに心を揺らしつつ距離が近づいていく展開に毎回引き込まれてしまう。特に“魔王”こと天堂先生が“勇者”こと佐倉に時おり見せる優しさにドキドキする視聴者が増えていて、Twitter上では「胸キュンすぎて死ぬかと思うた。天堂先生とさくらちゃん最高すぎ」、「忘れかけてた胸キュンを思い出しました ほんと、天堂先生カッコよすぎ」といった声が飛びかうほどだ。実は香港の大学生で「学民の女神」と呼ばれる政治運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんもそんな一人である。
周庭さんはSNSを使って度々日本語で配信しているが、小学6年生頃から日本のポップカルチャーやアニメが好きで独学して覚えたという。モーニング娘。の香港公演に行ったこともある彼女は有吉弘行やYouTuberはじめしゃちょーが好きで、さらにアイドルグループ嵐の二宮和也推しを公言している。先日は乃木坂46・白石麻衣の卒業発表にショックを受けており、それほど親日家で日本の芸能界にも詳しい。
一方では政治運動家としての姿を持ち、香港で2014年9月に行われたデモ活動「雨傘運動」に学生運動組織・学民思潮のスポークスマンとして参加。2016年には政党・香港衆志(デモシスト)創設者の一人として初代副事務局長を務めた。昨年からは逃亡犯条例改正に反対する抗議活動に参加している。
今は香港でも新型コロナウイルスの感染が確認され状況はなおさら穏やかではない。周庭さんは2月14日にTwitterで「香港のニュース番組によると、香港女性が2020年のバレンタインデーにもらいたいプレゼントナンバー1は、マスクとアルコール消毒ジェルです」と情報発信していた。ちなみに香港のバレンタインデーは男性が女性にプレゼントするという。
抗議活動や新型コロナ対策で慌ただしいなか、