2月3日・節分の日に、江戸総鎮守 神田明神で行われた「節分祭 豆まき式」に狂言師の和泉元彌が一家6人で登壇した。お笑いコンビ・チョコレートプラネットの長田庄平が「そろり そろり」とモノマネしたことで再注目された和泉元彌だが、若い頃はマスコミからバッシングされたこともあった。折しも3日放送の日本テレビ系『人生が変わる1分間の深イイ話』で和泉流宗家一家に密着したところ、彼はマスコミから叩かれていた当時に聞いた衝撃の実態をテレビで初めて話した。
美男子の狂言師として10代から売れっ子だった和泉元彌。ところが21歳の時に能楽狂言方和泉流十九世宗家である父・元秀さんが他界して状況が変わった。父のあとを継ぐのは自分だと思っていたところ、和泉流のいくつかある流派は21歳の若者を認めず、世襲制をくつがえし多数決で決めようとしたのである。
そうした騒動をおもしろがって追い回したのがマスコミだ。和泉元彌は狂言を広く知ってもらおうとテレビ番組などメディアに出演するが、そのたびにバッシングされた。
『深イイ』のインタビューで彼は当時を振り返り、あるリポーターから「最初にワイドショーで取り上げて褒めて視聴率が上がった人は褒め続けます。和泉さんの場合は、叩いて視聴率が上がってしまったので、ごめんなさい」と言われたことを明かし「これは本当にショックでした」と表情を曇らせた。
衝撃的な告白に、視聴者はTwitter上で「マスコミって最低 和泉元彌さんの見てて思った」、「視聴率上がるから叩き続けてしまいましたごめんなさいって…マスコミは視聴率がとれればなんでもするんだよなぁ」、「叩いて視聴率が上がったからってずっと叩いていいわけではない」とつぶやいており、