今年のアカデミー賞では監督賞や脚本賞など計10部門でノミネートされていた超話題作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にも出演していた。そんな事実にもかかわらず、主催者側が「イン・メモリアム」にルークを入れそびれたことに対し、ファンは激怒しているのである。
もう一人「忘れ去られてしまった」とファンが嘆いているのは、昨年7月にわずか20歳で他界したキャメロン・ボイスだ。キャメロンはディズニー・チャンネルの俳優として人気を博し、映画『ディセンダント』シリーズや、コメディ『アダルトボーイズ青春白書』(原題: Grown Ups)や『アダルトボーイズ遊遊白書』(原題: Grown Ups 2)でアダム・サンドラーと共演、実力派俳優としてさらなる躍進が期待されるなか、志半ばでこの世を去ってしまったのだ。
アカデミー賞公式ホームページの「イン・メモリアム」には、ルークとキャメロンが写真付きで紹介されているが、授賞式当日のステージで2人が取り上げられなかったことに対し、ファンは納得できないもよう。現在ネット上には、
「今年のノミネート作品に出演したルークを忘れるなんて、信じられない!」
「アカデミーはルーク・ペリーの家族に謝罪すべき」
「ルークとキャメロンを忘れるとは、許されざるべき失態」
「忘れさられた2人と遺族を思うと、胸が張り裂けそう」
など多数のコメントが書き込まれ、Twitterも炎上している。
なお事態を受けて映画芸術科学アカデミーは現地時間10日、次のような声明を発表した。
「我々は『イン・メモリアム』に愛する人や同業者の名を入れてほしいといったリクエストを多数受けますが、テレビ中継時間の制約などを考慮したうえで、実行委員会が映像に流すリストを選考しています。今年の『イン・メモリアム』に名を連ねたすべての人々のリストは、Oscar.comでご覧いただけます。なお同リストは年内まで公式ページに残る予定です。ルーク・ペリーさんならびにキャメロン・ボイスさんもこちらのページギャラリーで紹介されています。」
(TechinsightJapan編集部 c.emma)