北米では地域によって人間の生活圏にコヨーテが出没することも珍しくないが、人間に危害を加えることがあるため人々はあまり近づかないようにしている。しかしこのほど、カナダである男性が車の運転中にはねてしまったコヨーテを犬だと思い込み、治療のため車に乗せて保護するという事態が起こった。『CBC.ca』『Fox News』などが伝えている。
カナダのマニトバ州ニュー・ボスウェルに住むチーズ製造会社に勤務するエリ・ボロディスキーさん(Eli Boroditsky)は今月4日の午後9時半頃、夜勤があったために高速道路で職場に向かっていた。すると車両の目の前に犬と思われる動物が突如飛び出してきた。
エリさんは時速90キロほどで車を走行していたこともあり、ブレーキが間に合わずその動物をはねてしまったのだ。シェパードかハスキー犬をはねたと思ったエリさんは、すぐに車を路肩に停めて“犬”の様子を見に行った。
犬と思しき動物は動けない状態で、「ぐったりしていて、放っておくことはできないと感じました。野生動物に襲われるかもしれないと思い、そのまま車の後部座席に乗せて一緒に連れて行くことにしました」とエリさんは当時を振り返っている。
遅い時間帯だったこともあって“犬”を職場に連れて行ったエリさんだったが、