「しばらくして男性が電話口に出ると、私にこう言ったのです。『こんなことは起きてはならないことなのですが、現場が混乱していたようで、私たちは違う飼い主に電話してしまったようなのです。本当に申し訳ございません』とね。」
「そのスタッフによると、病院はまだ手術をしている最中に、ジギーという名前の犬を飼っている全く別の人に連絡して『手術は思ったよりも複雑で、費用も高くつく。このまま手術を続けるか、それとも安楽死させるか決めてもらえないだろうか』と尋ねたのです。獣医はその飼い主が出した決断により、ジギーを安楽死させたのです。」
「ジギーの容態が良くないことは分かっていましたが、もしあのまま手術を続けていたらジギーは生きていたのではないかと思うと悔しくてなりません。できるだけのことをしてジギーが逝ってしまったなら納得がいくものの、これではあまりにも辛すぎます。」
アンドリアさんはこの件について病院側が謝罪し、手術代の請求はなかったこと、またジギーの足型がプリントされたクリスマスの飾りや、壺、額などがお詫びとしてプレゼントされたことを明かしているが、腹の虫は収まらない。病院は別の飼い主にジギーの容態をきちんと説明したのか、別の飼い主は話の内容をしっかり理解していたのか疑問が残るところだが、アンドリアさんは今の心境をこう述べている。
「ジギーが安楽死されたことを知ってから泣いてばかりいます。また娘にジギーの死をどう知らせていいものか悩んでいます。ジギーはいつも私の後を追ってきて、毎晩一緒に寄り添って寝ていたのです。私たちの心の拠り所だったジギーにこんなことが起きてしまって、今でも信じられない気持ちと怒りでいっぱいです。」
画像は『New York Post 2019年12月11日付「Utah family devastated after vet euthanizes wrong dog」(Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)