大人の太腿ほどの太さがある巨大なヘビが部屋を這いつくばっていたら、腰を抜かす人もいるのではないか。中国広東省のスパの一室で今月12日、体長3メートルを超えるヘビが捕獲され話題になっている。実はこのヘビ、10年前から度々目撃されていた“伝説のニシキヘビ”で、このたび捕獲が成功したことでスパ関係者は胸をなでおろしているようだ。『広州日報大洋網』『捜狐』などが伝えた。
広東省仏山市禅城区にあるスパで今月12日の午後5時頃、館内の点検をしていたスタッフが床を這う巨大なヘビを発見し、警察に通報した。このスパでは10年ほど前から天井裏にヘビが棲みついているとの噂があり、3年前に館内の改装をした際にも、施工業者がヘビを目撃していた。
この日スパに駆けつけた仏山公安局禅城分局のチェン・ガン警察官は、ヘビの捕獲について次のように語っている。
「捕獲には近くのレストランの従業員らに協力を仰ぎました。まず部屋の中のヘビの居場所を確認して電気を消し、ヘビの身体全体に布を被せました。そしてすぐに頭と体を押さえつけ、6人で布をゆっくりと締めあげていきました。その結果、5分ほどで捕獲に成功したのです。」
「捕獲したのはニシキヘビの一種で、体長3メートル以上、体重19キロ、太さ20センチはありました。」
「ニシキヘビが見つかった部屋の天井の一部には大きな穴が開いており、そこから床に落下した可能性が高いとみています。」
一方で、