地域の安全や安心のために24時間体制で事件や事故に対応する緊急通信指令課。そのオペレーターでさえも耳を疑ったという、なんとも変わった「911コール」の話題が米オハイオ州から飛び込んできた。『WFMYNEWS2.com』など複数のメディアが伝えている。
今月27日午後2時ころ、シェフィールド・レイクに住む45歳の女性(名前は明らかにされず)が「911」に通報し助けを求めた。女性は全長約170センチもあるボアコンストリクターに襲われ、「はやくどうにかして!」と泣き叫んでいる。そのやりとりはこうだ。
オペレーター:911
女性:(叫び声)ボアコンストリクターが顔に巻き付いて離れないの。
オペレーター:え? 何ですって?
女性:ボアコンストリクター! 4035イースト・レイクロード。
オペレーター:ボアコンストリクターが離れない? あ…あなた、おいくつ? 今どこにいるの? アパート、それとも一軒家?
女性:家よ。外にいるの!
オペレーター:外にいて、ボアコンストリクターが顔に巻き付いているのね。わかったわ。
女性:昨日、助けてあげたヘビなのよ。どうにかして!
オペレーター:ああ…。いままで聞いたこともない状況だわ。それでボアコンストリクターが鼻に噛みついて離さないって言ったかしら?
女性:そうよ! はやくどうにかして!
オペレーター:ヘビの顎をこじ開けることはできるかしら?
女性:頑張ってるけどできないわ。もう血だらけよ。怖いわ!!!
オペレーター:わかったわ。口を開けることはできないのね。
女性:もう、ほんとに離れないのよ! 5.5フィート(約170センチ)はあるわ。
オペレーター:ヘビはあなたの身体に巻き付いているのかしら?
女性:私の鼻を噛んだまま、ウエストに巻き付いてるわ! はやくして!
泣き叫ぶ女性をなだめながら、オペレーターは消防隊が女性の家に向かっていることを冷静に伝えている。そして消防隊が駆け付けたのを確認すると、「頑張ってよ! 後は彼らに任せるからね」と言って電話を切った。