衝突した車のバンパーの隙間部分にすっぽりと身体がはまったまま、約45分もドライブしていた柴犬が無事救出された。救出前の犬の写真は『PEOPLE.com』や『WNYT NewsChannel 13』などで拡散し、「奇跡的」と話題になっている。
米ニューヨーク州オールバニで10月29日午前11時45分頃、柴犬の‟ココ”が、女性が運転していた車にはねられた。ココはぶつかった衝撃で車のバンパーのグリル部分にすっぽりはまってしまったが、女性はココの存在に気づかずに45分ほど運転していた。
同州ロッターダム警察署のジェフリー・コリンズ警部補はメディアの取材を受け、事故の様子を次のように語った。
「女性はココをはねる前に何かが車に向かってくるのを見たようですが、ボールか小さな動物だと思ったようです。一度車を降りてバンパーの破損を確認していますが、その時はココの存在には気づかなかったようです。女性はその後、車を店で修理してもらおうと45分ほど運転を続け、ロッターダムの街に入ったところで初めて、車の前方から聞こえる奇妙な音を耳にしたようです。」
降車してナンバープレートの下に生きた犬がいるのを発見した女性は、ショックを受けながらもすぐに警察に連絡。ココは駆けつけた警察官によって無事救出された後、スケネクタディにあるハーナス獣医クリニック(Hernas Veterinary Clinic)に運ばれて手当てを受けた。レントゲン検査の結果、肘を骨折していることが判明したが、