10月10日の「世界メンタルヘルスデー(World Mental Health Day)」にちなみ、英王室ヘンリー王子と英出身歌手エド・シーランのサプライズ・コラボが実現した。心の病と闘ってきた経験を持つ2人は「一人きりで抱えず周囲に相談を」「積極的な声掛けを」とメンタルヘルスの啓蒙や理解を呼びかけた。
毎年10月10日は「世界メンタルヘルスデー(World Mental Health Day)」である。心の病に苦しむ人々への偏見をなくし、理解と支援を求める活動が積極的に行われるこの日、英国ではヘンリー王子と歌手エド・シーランがタッグを組み、人々にメッセージを送った。
「世界メンタルヘルスデー」の前日には、ヘンリー王子・メーガン妃夫妻の公式Instagramにある動画が公開された。そこにはドアベルを鳴らすエドの前にヘンリー王子が現れ、
「やぁ!」
「まるで鏡を見ているみたいだよ」
と赤毛のエドに声をかける様子が映っており、「明日、10月10日」と思わせぶりな文字が並んでいた。
そして一夜明けた翌日、ヘンリー王子とエドのコラボの真相が明らかになった。10日にアップされた動画には、ノートパソコンを前に話し合う2人の“ジンジャー”(イギリスで赤毛の人を指す言葉)の姿が映っている。
「より多くの人に知ってもらうために、このことを曲にしようと思ってたんだ。」
「ジョークや嫌味を言ったりして、周りは僕達の気持ちを全然理解してくれない。そろそろ『俺達は“ジンジャー”だ、闘いを挑むぞ』って立ち上がるべきだと感じてるよ。」
と熱弁をふるうエド。そこにヘンリー王子がこう返している。