「オスカーのこれらの問題は、定期的なグルーミングや獣医の診察により防げたもので、この状態になるまで放っていた飼い主には怒りを覚えます。絡まり固くなったオスカーの毛のトリミングには麻酔が必要で、きれいになるまでに数時間を要したようです。刈られた毛は1キロにもなりました。」
獣医はオスカーの毛がここまで固まるには最低2年はかかると話しており、ジーンは動物に必要のない苦しみを与えたとして逮捕され、今月8日に12か月の執行猶予付き、12週間の禁固刑を言い渡された。一生動物を飼うことを禁止されたジーンは「グルーミングは自分がしていた。耳の感染症には気付いていたものの、獣医に診せるお金がなかった。こんな状態で助けを求めたら責められるのは分かっていたので、怖くてできなかった。もう動物を飼うことはない」と話しているという。
一方で保護されたオスカーは地元の動物シェルターに預けられた後、新しい飼い主が見つかっている。アリスさんは「引き取り手がないのではと心配していましたが、オスカーには愛情をたっぷり注いでくれる家族ができ、ひと安心しています」と述べ、こう訴えた。
「オスカーの目はもう元には戻ることはありません。防ぐことができるケースだっただけに非常に残念です。もしペットを飼っていて自分の手に負えなくなったら、速やかにRSPCAに連絡して下さい。」
画像は『Metro 2019年10月13日付「Neglected dog’s fur was so matted vets had to remove his eye」(Picture: RSPCA /SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)