実は坂本はさらにコンロを隠し持ち「キングオブコンロ」を出そうとしていた。しかし生放送の番組なのに時間が押しまくっていたため、スタッフから「あのコンロだけは出さないでください」と釘を刺されたという。GAG宮戸は「もともとタイトなスケジュールなんですけど、決選投票の分、まずは(時間が)押してますから」と説明すると、和牛・水田信二は「そんなにタイトなんやな。俺はホンマに『なんとかどっか切り詰めたら2本できんちゃう?』と思った。『同点の人はやったらええやん』って」とGAGもジャルジャルもファイナルステージでネタを披露すれば良かったと考えていたことを明かした。
宮戸は「キングオブコントは2ステージあって、1つやってるうちにもう1つの(セット)転換をやられているんで、決勝はめっちゃ大変なんですよ。誰が上がってくるか分からんし。ジャルジャルさんもソファーセットやドアもあって、うちらも道具があったんで。コントはどうしても(難しい)…って言われまして」と事情を詳しく打ち明けると、水田は「無理かー。同じ点なんやから観たかったわー」と悔しがった。特にGAGが用意していた2本目は水田が昔から好きなネタだったそうで、川西も「絶対ウケたなー」と残念そうだった。「M-1グランプリ」で2016、2017、2018年の3年連続準優勝と高評価を受けながらもあと一歩で優勝できなかった和牛だけに、GAGの無念さを推し量っていたのかもしれない。
GAGは3年連続決勝進出を果たしているが、「今年初めて決勝でウケることができた」と手応えを感じていた。福井は「最近口癖のように『キングオブコントを獲るか辞めるか』(と言っていて)この2択で生きていこうと決めました」と芸人として決意表明も。「キングオブコントを獲るまでやろう」と3人で話して決めたというGAG、来年は念願のファイナルステージへ出場し、見事栄冠を勝ち取ることができるだろうか。
画像2、3枚目は『GAG 宮戸洋行 2019年9月22日付Instagram「一夜明けて録画していたキングオブコント2019を視聴!」「せっかく坂本くんが作ってくれたので、勝ち進んだらどこかで出す予定だったキングオブコンロで鍋してます!」』のスクリーンショット)
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)