飲酒運転は殺人行為と同じだと誰もが分かっているはずだが、それでも飲酒運転による悲劇的な事故は一向になくならない。このほどアメリカで飲酒運転により幼い3姉妹が犠牲となった。『The Sun』『East Idaho News』などが伝えている。
先月10日の深夜午前1時半頃、米アイダホ州ブレイン郡に住むソムチャイ・レイ・リー・ルラックさん(Somchai Ray Lee Lurak、26)が、親戚の家から自宅に戻るため婚約者のエマ・ウェイガンドさん(Emma Weigand、25)とソムチャイさんの3人の娘、アニーナちゃん(6)、カイアちゃん(5)、ドレイカちゃん(3)を乗せて車を運転していた。
途中のベルヴュー辺りまで差しかかかったところで、橋梁工事で赤信号が点灯していたためソムチャイさんは一旦車を止めた。この信号待ちの間、家族に大きな災難が降りかかることとなる。ソムチャイさんらが乗った車の後方に時速129キロで走行していたピックアップトラックが追突したのだ。
3人の娘達は後部座席にいたこともあり、警察と救急隊が駆けつけた時にアニーナちゃんとカイアちゃんは既に死亡していた。そしてかろうじて息をしていたドレイカちゃんも、搬送先の病院で亡くなってしまったのだ。
同時に病院へ搬送されたソムチャイさんも脊髄に大きな損傷を負い重体、エマさんは腕を骨折していた。ソムチャイさんは一命を取りとめたものの、頸椎を損傷したため首から下は麻痺しており体を動かすことができない状態になってしまった。
手術後に意識が戻ったソムチャイさんに対して、