「今日はいい日だからぶっちゃけちゃおう。僕は自分を指す代名詞を、今後はTHEY/THEMに変えることに決めたよ。これまでずっと自分のジェンダーに悩んできたけど、内面も外見もありのままの自分を受け入れるって決めたんだ。」
「世間にどう思われるかを気にしすぎて公表することにかなりナーバスになってたけど、もうそんなこと気にしない!」
と綴られている。
そして自身を形容する際の“They”という単語の使用についても、「間違った性別で呼ばれてしまうこともあるだろうけれど、ぜひ“They”を使うようにトライしてみて」とファンに理解を求めた。サムはまた“ノンバイナリー”やトランスジェンダー・コミュニティーの活動家、もしくはリーダーとして活躍する人々のアカウント名を列挙し、彼らの活動内容などへの関心や理解を呼びかけた。
世界は少しずつジェンダーの多様化を容認する流れになってきているものの、性的マイノリティーの人々はいまだに世の中の偏見と闘っているのが実情だ。そんな世間の反応を予測してか、サムはInstagramのコメントを
「みんなを愛してる。腰が抜けそうなほど怖いけど今、僕はとっても自由になれた気がしているよ。」
「人に優しく接してほしい。」
と締めくくっている。
このたびのサムの投稿は、ジェンダー・アイデンティティーに悩む人々に大きな勇気を与えたことだろう。
画像は『Sam Smith 2019年9月4日付Instagram「Gorgeous night at @britishgq man of the year awards last night.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)