米ミズーリ州の女性が妊婦健診で行った血液検査で、覚せい剤の成分が検出された。女性は一度も覚せい剤を使用したことがなく、赤ちゃんのためにと購入した自宅の調査を始めたところ、意外な事実を突き止めた。『KSDK.com』『CBS News』などが伝えている。
ミズーリ州ジェファーソンに住むエリーシャ・ヘッセルさんは、まだ妊娠初期だった春の血液検査で覚せい剤アンフェタミンが検出された。エリーシャさんや夫のタイラーさんもこれまで覚せい剤には一度も手を出したことがなく、夫婦は購入して間もない4LDKの一戸建て住宅について調べ始め、その結果に愕然とした。自宅は2013年に‟メスラボ(覚せい剤の一種メタンフェタミンの精製所)”として警察の捜査が入り、密造拠点として警察が保有するリストに掲載されていた。
ミズーリ州では、メスラボ住宅の売買の際には買い手への情報公開が義務付けられているが、夫婦は郡警察のデータベースを閲覧するまでその事実を全く知らされていなかった。ただ、引っ越しをした際に隣人から「やっと普通の人が来てくれて喜んでいるのよ。違法薬物の押収とかなんとかで警察がやってきて、騒がしかったこともあったからね」と言われたことを思い出したという。
エリーシャさんはその後、専門家トム・アルフォードさんに家の汚染度の調査を依頼。その結果、換気扇や家の床、キャビネットなどありとあらゆるところから危険な量の覚せい剤の残留物が発見されたため、