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「ほんの少しの間だから、大丈夫だろう」「窓を開けておいたから、危険な状態になることはないだろう」―そんな気持ちで暑い車内に犬を置き去りにしたのだろうか。米コロラド州在住の飼い主の男が、動物虐待の罪で警察に逮捕された。こともあろうにこの男、愛犬の容態を心配するどころか、愛車の窓を割った警察官らに逆ギレしたという。
コロラド州デンバー郊外レイクサイドで今月6日の午後3時15分頃、大手スーパー・ウォルマートの駐車場で「車内に犬が置き去りにされている」という通報が地元警察署に寄せられた。
すぐさまデイブ・コロノウスキー警察官(Dave Kornowski)ら2人とジェファーソン郡アニマル・コントロールの職員が現場に駆けつけ、車内で苦しそうにしている犬‟ペドロ”の救出にあたった。車の窓は少しだけ開いていたが、救助隊は窓を割り、後部座席の下に腹を上にして横たわるペドロを助け出すと、ホイート・リッジ動物メディカルセンターに搬送した。ペドロは非常に危険な状態で痙攣を起こし、脳の機能障害など後遺症が残る可能性もあったため、集中治療室でケアが続けられた。
一方、ペドロの飼い主アーロン・マーロー(Aaron Marlow)だが、車に戻ってくると窓が割られていることに逆ギレして喚き散らし、警察官の目を盗んで素早く車に乗り込むと逃走した。しかし警察から逃れられるはずもなく、