警察官の目の前で突然踊ったり、後ろから殴るふりをするなど挑発行為を撮った悪質な迷惑動画がSNSに相次いで投稿され炎上している。7月7日放送のフジテレビ系トークバラエティ番組『ワイドナショー』では、TikTokによる“警察おちょくり動画”としてこの現象をテーマに取り上げた。共演者全体に迷惑行為に対する批判的な空気が流れるなか、特に石原良純のコメントは本質をとらえていたようだ。
石原良純は「街の落書き」にたとえて「犯罪ギリギリセーフだからと落書きが増えれば、街がざわつき治安が悪化し始める。今の日本は平和だからお巡りさんにああいうことをやっても捕まらないが、そうやってだんだん世の中が乱れていくと、どこかの国だとすぐ警棒で殴られる。日本はまだいい国なのよ絶対に!」との趣旨で持論を述べた。
また、若者の視点としてワイドナ高校生の白本彩奈(17)は“おちょくり動画”を良くないと思うことを前提に「学校の先生に授業を終わってから『いっしょにやろうよ~』とTikitokを撮ってるし、先生も『何でだよ!』といいつつ喜んでる。そういうことの延長線かなと思います。ノリ何ですよ結局」という。
レギュラーの犬塚弁護士は「警察官も公務執行妨害は重い罪なので、すぐ逮捕に踏み切らないところがある」と話しており、“おちょくり動画”による違法行為の可能性として『交通の妨げは「道路交通法違反」』、『警察車両の発進の妨げは「威力業務妨害」』、『動画を撮影するための虚偽通報は「偽計業務妨害」』を指摘する。
「刑法犯になりますし懲役刑もありますから、誤解しないようにしておいてほしい」との呼びかけを受けて、