離陸を待つ旅客機の翼に、突然男が飛び乗ったら? ―そんな映画のワンシーンのような光景がナイジェリアのラゴスにあるムルタラ・モハンマド国際空港で繰り広げられた。男は駆けつけた警察官らによって逮捕されたが、セキュリティが厳しいはずの空港で発生したとんでもない事件に、「どうやって誘導路に侵入できたの?」「何事もなくて良かったけどセキュリティは大丈夫?」といった声が多数あがっている。『The Sun』『PEOPLE.com』などが伝えた。
今月19日の午前10時頃、ムルタラ・モハンマド国際空港でナイジェリアの航空会社「アズマン・エア(Azman Air)」の旅客機に向けて1人の男が近づいて来た。同機はナイジェリア南部のポート・ハーコート国際空港に向けて離陸するため、滑走路に向けてタキシング中だった。
『PEOPLE.com』によると、機長は機体に走り寄ってくる男に気付き管制塔に連絡。タキシングのスピードを落としてエンジンを停止したが、男はエンジン部分から翼の上に乗り移りキャビンへの侵入を試みたという。
男は駆けつけた空港警察に逮捕されたが、旅客機はゲートまで引き返し空港スタッフによる点検が行われた。その間に乗客は降機を強いられたが、この便は定刻通りに到着している。
この迷惑男が翼の上を移動する様子はオットーさん(Otto Orondaam)によって撮影されており、