地中海に浮かぶスペイン・バレアレス諸島のひとつイビサ島は、世界各国から多くの観光客が訪れるリゾート地だ。今月中旬、ロシアから休暇で訪れていた家族連れが、思わぬアクシデントに見舞われた。公園で遊んでいた3歳女児が落ちていた合成麻薬を口にして重体に陥り、現在も入院中だという。治安警備隊は、女児が合成麻薬の錠剤をキャンディと間違えて食べてしまったものとみて調査を進めている。地元メディア『Oliver Press』などが伝えた。
太陽の楽園として知られるイビザ島はベストシーズンの6月~9月に多くの家族連れで賑わうが、「パーティ・アイランド」とも呼ばれクラバーが集うことでも有名である。
そんなイビザ島で3番目に大きな町サン・アウラリア(Santa Eulalia)にて今月18日、ロシアから休暇で訪れていた家族に悲劇が起こった。この町の小さな公園で母親やきょうだいと一緒に遊んでいた3歳女児の容態が急変し、近くにあるキャン・ミスィズ病院(Can Misses Hospital)で検査を受けたところ、体内から合成麻薬“エクスタシー”が検出されたのだ。
『The Sun』によると、女児は予断を許さない状態が続いており、同日にマヨルカ島パルマの総合病院に空路で搬送され、集中治療室に入院中だという。治安警備隊はドラッグディーラーがカラフルな錠剤で知られる“エクスタシー”を公園で落としてしまい、