振り込め詐欺集団の会合に芸人を斡旋するなどの闇営業をしたことで、吉本興業から契約を解消されたカラテカの入江慎也。彼は2013年、“ご当地キャラ”ブームに注目し出身地である東京都小平市の非公認キャラ「クロコダイラ」を誕生させている。2014年から本格的に活動を始めると、すぐに人気バラエティ番組や吉本に所属する芸人のイベントに出演。クロコダイラの知名度を上げるため彼が誇っていた人脈を駆使して攻勢をかけ、人気キャラクターの地位を早期に確立したかったようだ。
2013年10月、入江慎也は自著『使える!人脈力「友達5000人芸人」が実践する50の習慣』刊行記念講演会前の取材中に突然、「今、ゆるキャラを作ってるんです」と告白した。この年は「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに“ご当地キャラ”が入るほど、ご当地マスコットキャラクターが大ブームとなっている。特に熊本県公認のくまモン、非公認ではあるが千葉県船橋市のPRをしているふなっしーが全国的な人気を得ていた。このご当地キャラブームから派生するキャラクタービジネスに目を付けたのか、入江はなんと120万円かけて着ぐるみを自主制作していると明かしたのだ。
翌2014年から入江は自ら着ぐるみの中に入り、小平市の非公認キャラ「クロコダイラ」として本格的な活動を始める。もちろん小平市で行われているお祭りなどにも足を運んでいたが、なんと言っても彼の強みは芸能界の人脈である。同じ吉本所属の人気芸人が出演するステージに一緒に立ったり、