「ケイト・スペード ニューヨーク」の創設者ケイト・スペードさん(享年55)がNYマンハッタンの自宅で命を絶った日から、早1年が経過した。命日の翌日だった6日には、夫アンディさんがInstagramにてケイトさんに対する想いを綴った長文を公開した。
ハンドバッグやジュエリー、アパレル、ホームコレクションなど幅広い展開を見せる人気ブランド「ケイト・スペード ニューヨーク」の創設者ケイト・スペードさん(Kate Spade)が、マンハッタン・パークアベニュー沿いの自宅で亡くなったのは昨年6月5日のことだった。
「私はいつだってあなたを愛しているわ。これはあなたのせいじゃない。詳しいことはダディに聞いて!」
当時13歳のひとり娘ベアトリックスさん宛てにこのようなショッキングな遺書を残し、ケイトさんは自宅寝室でスカーフをドアノブにかけて縊死した。
1993年に夫アンディさんと設立した「ケイト・スペード ニューヨーク」はカラフルな色使いのバッグで人気に火がつき、その後ジュエリーやシューズ、ホームコレクションなどを手がけるまでに成長したが、ケイトさんは事業が急成長を遂げると同時に「失敗できない」というプレッシャーに次第に押し潰されていったという。
アンディさんとケイトさんは当時別居中だったが数ブロック離れたアパートに住み、ひとり娘のベアトリックスさんが両親の家を行き来したり、3人そろって休暇を過ごすなどしていた。アンディさんはケイトさんの自殺直後に「ケイトは長年、不安障害とうつ病を患っていました。定期的に通院し薬を服用しながら、病気と向き合っていたのです」と明かしたものの、