大学生の息子を持ちながら、自らも大学生となり必死に勉強した女性。若い世代に交じりながら学ぶのは決して易しいことではなかったはずだが、その女性が今月4日に米ミシガン州の大学の卒業式を迎えた。しかしその日は奇しくも息子の卒業式と同じ日だった。『Detroit Free Press』などが伝えている。
アメリカでは5月が卒業式シーズンとなる。今月4日、スティーブン・ウィルソンさんはミシガン州マウント・プレザントにあるセントラル・ミシガン大学(CMU)の卒業式に出席した。この日はスティーブンさんの母シャロンダさんもミシガン州ビッグ・ラピッズにあるフェリス州立大学(FSU)の卒業式を控えていたが、シャロンダさんは自分の式を欠席し、息子の卒業式に参加した。
この卒業式で、CMUの総長ボブ・デイヴィス氏は親子に思いがけないサプライズを用意していた。その様子はCMUのTwitterに動画として投稿され拡散している。
動画では、式場の最前列でガウンを着たスティーブンさんと肩を並べるシャロンダさんが映っている。そしてシャロンダさんに黄色いタッセルがついたアカデミックキャップ(帽子)が渡されたのだ。突然のことに驚いた様子の2人だが、スティーブンさんはシャロンダさんが帽子を被るのを手伝い、母をしっかりと抱きしめた。2人とも満面の笑みで、周りからは拍手と歓声が沸き起こる。
するとデイヴィス総長が、