フライト中、旅客機の貨物室にいた犬が絶命する事故が発生した。またかと思ってしまうような事故だが、毎年航空会社によるペットに絡む悲劇はあとを絶たない。『New York Post』『TMZ』『PEOPLE.com』などが伝えている。
今月19日、オランダのアムステルダムから米ロサンゼルスへ向かう航空会社「エールフランスKLM」の旅客機にある乗客がペットのハスキー犬を預けて搭乗した。しかし飼い主は到着した空港で、変わり果てた愛犬の姿を見て大きな悲しみに打ちひしがれることになった。
このハスキー犬は、ロサンゼルスまで約11時間のフライトを貨物室で過ごしていた。
同航空会社では、ペットは少なくとも生後10週で必要な予防注射を打っていなければならず、体重が18ポンド(8.16キロ)以下の小型犬や猫などはケージに入れて座席下のスペースに置くことが可能であればエコノミークラスのキャビン内へ一緒に連れて行くことができる。しかし大型のペットに関しては、ケージに入れた状態で貨物室で過ごさなければならない。貨物室は空調が効いているもののフライト中は立ち入ることができないため、もし室内で異変が起こったとしても確認できないのだ。
今回の事故について、エールフランスKLMの従業員は「犬はきちんとした状態で貨物室に入れられていなかった。大西洋を横断する10時間45分の間、室内の酸素がなくなってしまったようです」と明かしている。しかし事故の2日後、