つい先日、ユナイテッド航空のペット取り扱い問題が大きく報じられたばかりだが、デルタ航空でもペットを目的地とは異なる都市へ搬送するというミスをしていたことが明らかになった。米メディア『Fox 5 NY』『WPTV-TV』などが伝えている。
米アイダホ州に暮らすジョッシュ・シュライヒさんは、バージニア州のブリーダーから生後8週になる仔犬の“レン”を送ってもらう手配を整え、アイダホ州ボイジー空港へ3月17日に到着予定の仔犬を迎えに行った。ところが、引き取り先のデルタ航空貨物エリアでジョッシュさんは全く別の犬を手渡されたのである。
やってくるはずの仔犬がそこにいない。デルタ航空からは何も知らされず、ジョッシュさん一家は「いったいどうなっているのか、レンはどこにいるのか」と不安を抱えながら数時間全く何もわからない状態だったという。しかしその日の夜、デルタ航空スタッフと名乗る人物から電話があり、このように告げられた。
「あの…犬の乗った便の到着が遅れていることをお知らせしますね。犬は今日はここで過ごしますが、クリスという人物が面倒を見ています。詳細に関しては連絡先を渡されたのでそちらに連絡してみてください。では。」
一言の謝罪の言葉もなくなんとも要領を得ない内容のメッセージであったが、ジョッシュさんは伝えられた電話番号にかけてみた。ところが全く繋がらず、ジョッシュさんは次にデルタ航空へ電話をした。しかし途中で何回か電話を切られてしまい、最終的にFacebookを通して連絡するとようやくデルタ航空から返事が来たそうだ。
バージニア州からミネアポリスを経由してアイダホ州のボイジーへ向かう予定だったレンは、デルタ航空の手違いでバージニアからデトロイトへと搬送された。そしてデトロイトで1泊し、次にロサンゼルス、ソルトレイクシティへと運ばれた。複数の都市を経由して「18日の昼に到着予定」と言われていたレンが、