ハリウッド映画にも出演したことがある女優の工藤夕貴は13年ほど前から静岡県富士宮市に移り住み、富士山の麓で広大な農地を開墾して自給自足生活を送っている。3月27日放送の日本テレビ系バラエティ番組『今夜くらべてみました 2時間SP』のなかで彼女が塾長を務める「工藤塾」を開校した。
「工藤塾」に参加したのは都会の暮らしに馴染んで「ネイチャー生活」が苦手そうなゆきぽよ、平沼ファナ、華子、藤崎奈々子の4人だ。
2泊3日、ノーメイクでテントに寝泊りして早朝からウォーキングや太極拳、朝食はスムージーのみ、極めつけはくわで畑を耕したり鎌で田んぼの草を刈る過酷な農作業に挑む。なにしろ塾長の工藤夕貴が「自然の中で生かされていることを知ってもらいたい」、「私たちがこうやって土を触っている瞬間に、地球とひとつになってる、アースしてるんだよね」とネイチャーへの愛を教えようとする熱量がすごい。
2日目の田んぼを整備する農作業の前には、「本当に食糧難が来た時にお米を持っている人が強いの! 自分がお米を、食べ物を育てられるというのは絶対的な一生涯の財産になる!」と熱く語ってモチベーションを高めた。
しかし塾生は鎌で草を刈ったことなどなく、1時間ほどで疲れてしまう。なかでもゆきぽよはノーメイクと早起きでテンションが低く、田んぼに寝転んで居眠りする始末だ。それを見つけた塾長は「起きる起きる! 働く働く!」と気合を入れて、ゆきぽよに極真カラテの生みの親・大山倍達の名言を聞かせる。
「牛を水飲み場に連れていくことはできても、牛に飲ますことはできない」との言葉に「なんで?」と興味を示すゆきぽよ。塾長は「何ごとも本人のやる気が大事」ということを教えようとしたのだ。
午後3時頃、およそ5時間におよぶ草刈りが終わると、