数日前にライオンの攻撃から生き延びたキリンのニュースをお伝えしたが、今回は孤立してひっそりと絶命したキリンが話題となっている。1月31日、南アフリカのクルーガー国立公園内を流れるオリファンツ川(the Olifants River)で中州に取り残されたキリンが見つかった。国立公園のスタッフが観察を続けていたが、残念ながら2月3日に息を引き取ってしまった。
最初に目撃されたのは1月31日、目撃者から「川の真ん中にキリンが取り残されている」と南アフリカ国立公園局(SANParks)に連絡が来た。これを受けてSANParksは「キリンについては常に監視していますが、自然発生的なものであるため、現時点で保護することができません」とソーシャルメディアで発表していた。
クルーガー国立公園では自然の中で暮らす動物を観察することが目的であるため、管理局も基本的に野生動物に干渉しない。例外で関わるのは、人間の作ったワナに動物がかかってしまった時や動物が銃で撃たれた時だ。キリンが孤立したのは大雨による川の氾濫が原因であり人工的に引き起こされたものでないため、スタッフは保護することができなかったのだ。
翌2月1日、依然として孤立したままだが生存しているキリンの姿が投稿されている。ジャンプすれば跨げそうな場所に立っているのだが、キリンは行動していない。そして夕方4時過ぎ、川にワニがいるという投稿があった。2月2日の朝も生存が確認されている。キリンは落ち着いているようで、