肥満生活から抜け出すことはないだろう。自らも「きっと死ぬまで食べ続ける」と口にしているように、毎日父ダニーさんが買い込む食料を食べ続けている。
「ピザやチキン、日本食などなんでも好きなものをテイクアウトして父と食べています。桶に入った寿司の大きな盛り合わせも頼んだことがありますよ。」
そう語る息子を、父のダニーさんはどう思っているのだろうか。ダニーさんはケイシーさんのために大量の食料を買い、日々3度の食事を用意している。それだけでなく、体を洗う時やトイレの始末なども手伝っているという。
「息子とは仲がいいですが、もういい大人の息子の世話を手取り足取りすることは、時に不満にも感じます。息子は運動をするべきなのに全くしません。私も年を取ってきて疲れるんですよ。それでも、やっぱり息子が可愛いので世話をしてしまうのです。」
ダニーさんの家のテラスには、ケイシーさん専用の大きな金属製の洗い桶が設置されている。ケイシーさんは浴室でシャワーを浴びていた時に数回出られなくなったことがあり、一度はダニーさんの助けを得られずに9時間も浴室に閉じ込められる羽目になってしまったそうだ。それ以降、ケイシーさんは巨大な桶で入浴している。
「浴槽に座ったりシャワーブースに立ったりする動作がもう大変なんです。自分で言うのもなんですが、豚を転がして洗うようなものです。皮膚を1枚ずつ持ち上げてのたうち回りながら足の裏を洗ったりするのは一苦労です。34歳にもなって無職で父親の世話になるなんて思ってもいませんでしたが、体を洗うことやトイレの介助までしてもらわなければならないので、互いに苦痛を感じます。親だって30代の息子の世話を手取り足取りしたくないでしょうし。」
このように話していても、ジャンクフードとゲーム三昧の生活を続けるケイシーさん。このニュースを知った人からは、「なんか悲しい。彼には専門的な助けが必要だと思う」「そのうち、壁を壊してベッドで寝たきりの彼を病院へ運ばなければならないような羽目になるのでは」「こんなの『生活してる』とは到底いえないよ…」「母親も追い出すだけじゃなくて助けてやればいいのに」「父親も可愛いからって食べさせ続けてたらダメだよ。父親が息子を結局殺してしまうことになるよ!」「ここまでなったのは自業自得だから同情できない」「この親子には助けが必要」といった声があがっている。
画像は『The Sun 2019年1月4日付「END GAME Man, 34, who weighs 50 STONE sits naked playing video games all day and says he’ll eat himself to death」(TLC)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)