「ある人物からこの指輪を購入したのだけど、その人は(私たちの婚約で)注目を集めて、結果的にものすごい広告効果があったわけ。今じゃソーシャルメディアは新たなドル箱。これってすごいことよ」と答えたパリス・ヒルトン。直接的な回答を避けようとするも、司会者がさらに「で、あなたは指輪はキープしたってわけね?」と突っ込んだ質問をすると「そうよ」と笑顔で答えたのであった。
クリスから贈られたゴージャスな指輪は、1990年代後半からヒルトン家のジュエラーとして親交のあるジュエリーデザイナー、マイケル・グリーン氏(Michael Greene)が手掛けたもの。洋ナシの形をしたおよそ20カラットの婚約指輪の推定金額は2億円を超えると言われ、パリスはその指輪のために当時セキュリティスタッフを雇ったほどだった。
パリスが左手薬指にはめることで絶大な宣伝効果を狙っていただろうグリーン氏に対し、クリスはおそらくかなりお得な価格で購入したか、あるいは一銭も払っていないだろうと言われている。またこの宣伝効果は“パリス・ヒルトン”あってこそのものだったことから、婚約解消後もパリスがこの指輪をキープしていることを「フェアだ」「当然の流れ」と見る者は多いようだ。
現在は、クリス・ジルカとの婚約はまるでなかったことのように仕事に邁進し、2億円超の指輪は返さずキープしているちゃっかり者のパリス・ヒルトン。“Diamonds are a girl’s best friend―ダイヤモンドは女の子の親友だもの”と大好きなマリリン・モンローのミュージカル映画『Gentlemen Prefer Blondes(邦題:紳士は金髪がお好き、1953年)』の一節を堂々と引用しても、なぜかどこか憎めないのも“パリス・ヒルトン”だからなのだろう。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)