ケヴィンは落胆と苛立ちを隠せなかったもよう。動画の中で、本心を以下のように吐露している。
「俺はもうすぐ40歳になる。人は変われるし、成長して進化するもの。それを信じられないって言うなら、もう返す言葉はない。俺は分け隔てなく全ての人を愛している。」
「人の過去の過ちを、絶えず掘り返しては問いただす―それが目的なら、相手を間違えてるぜ。今の俺はあの頃とは違うんだ。」
そして数時間後、ケヴィンはTwitterで「アカデミー賞の司会を辞退する」ことを発表、自分が司会を務めることであらぬ注目が集まり、才能あるアーティストの功績を称えるべき晴れの舞台が台無しなってしまうことを避けるためだと、決断に至った心境をツイートした。またLGBTQコミュニティーに対しては「過去の無神経な発言の数々を心から謝罪したい」と述べ、最後は「映画芸術科学アカデミー」に向けて「まだ発展途上段階の自分だが、これからもより成長を遂げていきたい」「いつかまた機会があれば」とチャンスを与えてくれたことへ感謝の意を表した。
司会が内定した4日には、ハツラツとした笑顔で「努力すれば夢は叶う」「自分の能力を信じることを決してやめちゃダメだ」「チャンスは必ずやってくる。未来は明るいぜ」と、司会が決まったことを嬉しそうに語る動画をアップしていたケヴィン・ハートだけに、今回の降板騒動には、
「発言の自由はどこへ行ったんだ?」
「9年も前のことを蒸し返されて、ケヴィンが本当に気の毒」
など、ケヴィンのTwitterには同情を寄せるコメントが多数見受けられる。
来年2月24日に迫った第91回アカデミー賞、新たな司会者の発表に引き続き注目が集まっている。
画像は『Kevin Hart 2018年12月3日付Instagram「It’s showtime Perth Australia….my face is swollen as hell because my dumbass can’t sleep lmao….」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)