捜査員から女児は車中で途中まで生きていたことを知らされると供述を一転し、夫を家に連れて入った後に眠ってしまったこと、アリシアちゃんを車中に一晩中放置していたことを明かした。
警察は捜査の中で夫妻の携帯電話を押収し写真や動画を確認すると、そのうち2枚の写真と1本の動画はアリシアちゃんが車中に置き去りにされていた時に自分で撮ったものであることが判明した。写真は車内を撮影したもので、動画にはアリシアちゃんが苦しそうな様子で話す姿があり、助手席のドアを開けようとしたのか、助手席とドアの間にハサミが突き刺さっていたことも分かった。更に警察は、車が止められていた私道にアリシアちゃんのサンダルも発見している。これらの捜査から、警察は少なくともアリシアちゃんは翌朝10時40分頃までは生存していたことを突き止めた。
このたび児童放棄の罪で起訴されたオルガとエンジェルだが、エンジェルは「妻が子供を車内に放置していたことなど知らなかった」と話しているという。オルガについては、アリシアちゃんについて嘘の供述をしたことに対しても起訴されている。ハリス郡地方検事のキム・オッグ氏は、「親は子供を守らなければならない義務があります。両被告はこの先、我が子を酷い死に追いやった事実と自分たちが犯した行為の結果に、一生涯苦しめられて生きていくことになるでしょう」と述べた。
なお、アリシアちゃんの死因は熱中症だったという。
画像は『Fox 5 NY 2018年12月22日付「Parents charged in death of their toddler daughter left in car after party」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)