ロシアのレフ・セルゲーエヴィチ・テルミンが1919年に発明した世界初の電子楽器「テルミン」。このテルミンは他の楽器と異なり、直接触れずに演奏する楽器である。空間中の手の位置によって音程と音量を調節するため、演奏風景は「楽器を前に空中で手を動かしている」という一見不思議なものになる。このたびこのテルミンを養命酒のビンの形にした「ヨーミン」が登場、それを美女30人が合奏する動画が公開された。「シューベルトの子守歌」を演奏しながらこのどこか優しくまろやかな音色にすっかり癒されたのか、合奏を終えた女性たち一同がそのまま眠ってしまうというシュールな内容になっている。
動画『エレクトロ養命酒 ヨーミン 子守唄篇』で椅子に座り足を組んだ女性たちが膝の上に載せているのは、お馴染みの養命酒のビンの形をしているものの、実は「ヨーミン」。テルミンの養命酒バージョンだ。演奏しているのは、日本の著名なテルミン演奏家・竹内正実氏に師事するメンバー30人。彼女たちが養命酒に向かって手をかざし、シューベルトの子守歌を目を閉じ穏やかな表情で演奏する。「ヨーミンの世界に引きずり込まれたい方のみ再生ください」と注意書きがある通り、動画では演奏者たち自らこの世界にどっぷり浸り、眠りに誘われてしまうというオチが待っている。
この「ヨーミン」は一見ガラスのビンのようだが実は木でできていて、ひとつひとつ職人の手作業で木材から削り出したマトリョーシカの中に、