ブリティッシュ・エアウェイズに法的措置を取る準備を進めている。というのもこの苦悩を味わった8週間後に、友人から「機内ではまだ同じ軽食がアレルギーの記載なしで提供されている」と聞かされたからだ。今回ソニアさんはブリティッシュ・エアウェイズに怒りと不満を露わにし、このように話した。
「ショック症状が起こった時、喉が縄で絞められているような感覚になりパニックになりました。CAに『息ができない。ゴマアレルギーなの』と必死で訴えました。正直、『もう死ぬんだ』とも思いました。幸いにも同乗していた医師が私の命を救ってくれたのです。医師にはとても感謝していますが、なぜブリティッシュ・エアウェイズが軽食にきちんと(アレルゲンを)記載表示しないのかが理解できません。もし記述があれば私が瀕死の目に遭うこともなかったでしょう。搬送先の病院の医師らは、私が脳にダメージを負わなかったことに驚いていました。」
ソニアさんによると、ロンドンで降機の際にCAが夫ラジさんに「軽食のラップにはタヒニペースト(ゴマのペースト)が入っていた」と認めたという。しかしその後も、ブリティッシュ・エアウェイズはソニアさんに謝罪をしていないようだ。同航空会社スポークスマンは、「搭乗客の安全は常に我々の最優先事項であり、今回の件は深刻に受け止めております。当社は女性がショック症状を起こした時に、初めてCAからこの女性のアレルギーについて聞きました」と述べている。
このニュースを知った人からは、「そんなに深刻なアレルギー疾患を抱えているのなら、他人が提供する食べ物を信用せずに自分で用意すればいいじゃない? それをしないというのが理解できない」「ラベルに記載がなかったのならなぜ、口にいれたのよ」「航空会社職員は乗客一人一人のアレルギー疾患に責任を持つ必要はないと思う。それに心配するならラベル記載がない食品を食べなければ良かっただけの話でしょう」「私がアレルギー疾患を持っていたら、何が入っているか記載のない食べ物は絶対に口にしない」「私も深刻なアレルギーを抱えているけど、いつも自分で用意して機内に持って乗る」「もうこの際、航空会社は機内食を提供するのを止めたら? そうしたら自分で食べ物を用意するしかないわけだし責任は個々が持つことになるから、航空会社は訴えられることもないでしょう」「自分の健康管理は自分でしないと」「自分でリスクを冒しておいて航空会社を訴えるなんて、金が目当てとしか思えない」といった声があがっている。
画像は『The Sun 2018年11月24日付「‘I CAN’T BREATHE’ Mum was seconds from death after allergic reaction to unlabelled snack on a British Airways flight, two months after teen death tragedy」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)