このほどブラジルで妊婦が殺害され、ナイフで腹を切り裂かれて胎児を奪われるという痛ましい事件が起こった。その後、犯人の女は逮捕されたが「ずっと女の子供が欲しかった」と周囲に話していたという。『Mirror』『The Sun』などが伝えている。
ブラジル南東部ジョアン・ピニェイロ近くにある森の中で、妊娠8か月だったマラ・クリスティーナ・ダ・シルバさん(23歳)が遺体となって発見された。マラさんは首に有刺鉄線を巻かれて木に縛り付けられており、お腹を切り裂かれていた。
マラさんを殺害し、お腹にいた女児を盗んだアンジェリーナ・ロドリゲス(40歳)とその夫ロベルト・ゴメスが10月16日に殺人罪で逮捕されたが、アンジェリーナは警察に「夫は犯行に加担しておらずひとりでやった」と供述。しかし警察は「加害者と第3者による犯行とみている。加害者の女は妊娠していなかったことも判明しており、犯行は計画的だった」と述べており、引き続き捜査が進められている。
マラさんのおばにあたるユーザ・リベイロさんは、アンジェリーナと姪のマラさんが親しい仲にあったことを地元メディアで話した。アンジェリーナはマラさんが女児を妊娠していることを知ると急に近付き、何かと手助けをオファーするようになったようだ。また、アンジェリーナは常に「私も女の子がずっとほしいと思っている」と口にしており、マラさんに超音波検査費用を貸したり、10月13日にはマラさんの家に引っ越しもしていたという。そして10月15日「生まれてくる赤ちゃんに必要な物を買い揃えに行く」と言って出かけ、