ホームレスの数が年々増加しているイギリスでは、スープキッチンやフードバンクなど地域住民が協力し合って救いの手を差し伸べる活動が頻繁に行われているが、苦しい貧困状態から抜け出せない人も多い。このほど店のゴミ箱を漁るホームレスの姿を監視カメラで見た飲食店の店主が、心温まるメモを残したことで称賛の声があがった。『The Sun』『Metro』などが伝えている。
ノーサンバーランド州南東部ブライスにある一軒のフィッシュアンドチップス店「Gino’s Fish Inn(ジーノズ・フィッシュ・イン)」の店主シャド・サリームさんが、店外に設置された監視カメラを見ていたところ、店のゴミ箱近くにひとりの人物が映っていることに気付いた。
ホームレスとみられるその人物がゴミ箱の中から食べ物を探している姿を見たシャドさんは、なんとかして救いの手を差し伸べたいと思った。しかし名前も知らぬ人物に連絡を取ることもできず、シャドさんは店のドアにこのように貼り紙をしたのだ。
「親愛なる誰かさんへ。もしあなたが空腹のために当店のゴミ箱の中に食べ物を探そうとしているのなら、遠慮せずに店内へ入ってください。無料でペットボトルの水1本と軽食を差し上げます。ゴミ箱からの食事なんて、あなたにはふさわしくないですから。もしよければ、あなたを助けてくれるであろう町内の施設を紹介しますよ。」
この心温まる貼り紙を見たシャドさんの友人ダン・ヴォンさんは、