「乳がん啓発月間」の10月は、米国各地でも様々なキャンペーンが行われる。乳がんの早期発見や自己触診に対する意識を高めるキャンペーンとして2014年にローンチされた「I Touch Myself Project(アイ・タッチ・マイセルフ・プロジェクト)」もその1つだ。今年その“顔”として起用されたセリーナ・ウィリアムズが、自身の両手で乳房を覆い隠しながらテーマ曲を熱唱する動画が人々の高い関心を集めている。
オーストラリア出身のロックバンド「Divinyls(ディヴァイナルズ)」でボーカルを務めたクリッシー・アンフレットさんは2013年、乳がんのため53歳という若さで逝去した。
1990年にリリースされた同バンドのヒット曲名にちなみ、乳がんの早期発見や自己触診に対する意識を高めることを目的に作られたのが、2014年にローンチした「I Touch Myself Project」だ。クリッシーさんは生前、乳がんの早期発見の大切さを強く訴え、意識を高める活動に尽力していた。
現在様々な活動を続けている同プロジェクト、10月の「乳がん啓発月間」では「Divinyls」のヒット曲『I Touch Myself』のバラードバージョンをテーマ曲に採用。アカペラで始まる同曲を力強く熱唱するのは、“テニス界の女王”ことセリーナ・ウィリアムズだ。
セリーナは29日に自身のInstagramを更新、両手で乳房を覆い隠しながら「アイ・タッチ・マイセルフ」と熱唱する動画をアップしている。「普段やり慣れないことをするのは不安だった」と明かしながらも、