動物虐待のニュースが後を絶たない中、またしてもイギリスから悲しいニュースが飛び込んできた。生後わずか8週目の子犬が、足を縛られハンドバッグの中に入れられて捨てられていたのである。現在RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)の捜査員らは、犬を捨てた人物の割り出しに尽力している。『Metro』などが伝えた。
9月17日の午前2時頃、ミドルセックスのグリーンフォードにあるチャリティーショップに子犬が捨てられていると、通行人の女性からRSPCA(英国王立動物虐待防止協会)に通報が寄せられた。
ボーダーテリアのクロスとみられる生後8週目の子犬は、イギリスの人気バッグブランド「Radley(ラドリー)」の赤いハンドバッグにファスナーが閉じられた状態で押し込められており、前足は血液循環が絶たれるほどきつくゴム製のヘアバンドで縛られていた。バッグの中には未開封の餌の缶詰が入っており、バッグの表には「この中に子犬がいます」と書かれたメモがテープで貼り付けられていた。
RSPCAのフィル・ノーマン捜査官は、「真夜中にこんなふうにバッグの中に詰め込まれて捨てられ、とてもストレスが溜まって怖かったことでしょう。こんな小さな子犬を足が損傷するほど強くゴムで縛りつけて捨てるなんて、なんの言い訳も通用しません。ですが、まだ深刻な怪我をしていないだけでもラッキーだったと言えるでしょう」と話している。
子犬は保護された後にロンドン南西部にあるRSPCAのパットニー動物病院へと運ばれ、診察を受けた。現在、RSPCAは監視カメラの映像を集めて子犬を捨てた人物の割り出しに尽力するとともに、