中国でこのほど、配達中のデリバリーの料理を盗み食いした男が解雇された。監視カメラが捉えた動画には料理の入った容器にかぶりつく男の姿があった。『South China Morning Post』などが伝えている。
問題の映像が捉えられたのは今月13日の16時過ぎ頃、広東省のとあるビルのエレベーター内だった。そこには黄色のユニフォームを着た男が注文された料理を開けて、食べる様子が捉えられている。男は箸やフォークも使わず、料理の入ったプラスチック容器に顔を近づけ、食べ物に口をつけて盗み食いをしていた。
そしてエレベーターのドアが途中の階で開いた時、容器に蓋をかぶせて元に戻した。しかし誰も乗ってこないのをいいことに、今度はスープの蓋を開けて飲み始めたのだ。到着階に着くとスープに蓋をしてビニール袋の中へと戻している。
この映像は今月16日に中国のSNSに投稿されたのがきっかけとなり、問題の配達員はデリバリーサービスを提供する国内大手の会社「Meituan」の従業員であったことが判明した。
すでにこの男は解雇となっており、Meituanは今回被害にあった顧客に対して補償をしたとのことだ。同社の広報担当であるスー氏(Xu)は、