スティーブンさんは怪我が回復した後も居心地が良かったのだろう、そのままケイティーさんとベンさんの家に住み続けた。
やがてスティーブンさんにブランディーさんという恋人ができ、ブランディーさんは2人の子と一緒に2018年1月にケイティーさん宅へ引っ越してきた。スティーブンさんとケイティーさんはいずれ彼らだけの新しい家を購入する予定をしていたが地域内の家の値段は高く、4人の大人は相談しあった結果、総勢10人で一緒に暮らしていくことに決めた。
「家の中は、毎日賑やかでてんてこ舞いの状態です。いつも誰かが叫んだり走り回ったりしてとても騒々しいですが、なんだか大学時代のルームメートと同居しているような感覚で、何年も知っている人と一緒に暮らすのはさほど困難なことではないと知りました。もちろん最初はナーバスでしたが、生活費も公平に分担してうまくやっています。」
ケイティーさんは、こうした自身の経験をサイト『Love What Matters』にシェアした。なかには「別れた夫と一緒に暮らすなんて信じられない」「どうかしてるんじゃないの?」とケイティーさんの“ブレンデッドファミリー”を非難する声もあるようだが、ケイティーさんはあくまでもポジティブだ。
「私の家族や友人たちは、今の子供たちの様子がとても幸せなのだということがわかるようです。親の離婚を目の当たりにしてきた子供たちにとっても、父親と離れ離れになるよりもこんなふうに同居しているほうが楽しいのでしょう。」
なかなか一般的ではない“ブレンデッドファミリー”ではあるが、離婚しても互いの信頼関係があるからこそ成立するのであろう。ケイティーさんは「離婚して子育てに苦戦している元夫婦に、こんな選択肢もあるのだということを伝えたい」と話している。
画像は『PEOPLE.com 2018年8月7日付「Mom Lives with Husband, Ex-Husband and Ex’s Girlfriend to Co-Parent 6 Kids: ‘It Works for Us!’」(Katie Blackmer)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)