米ミネソタ州で認知障害のある男が、8歳男児を高さ9.4メートルのウォータースライダーから投げ落として怪我をさせた。警察の調べで男は自分の行為を認識しており、今後の裁判によっては最長5年の実刑判決が下される可能性もあるという。『CBS Local』『Inside Edition』などが伝えている。
7月31日の午後、ミネソタ州アップルバレーにあるプール施設「アップルバレー・アクアティックセンター(Apple Valley Aquatic Center)」で、ウォータースライダーの列に並んでいた8歳男児が、18歳のローマン・アダムスに抱え上げられ9.4メートル下に放り投げられた。
警察が到着する前にライフガードが救助に駆けつけたところ、男児は両足と大腿骨、肩など複数の箇所を骨折していたものの、幸いにも命に別状はなかった。ローマンを逮捕したアップルバレー警察は、その後の調べでローマンが認知障害を抱えていることを知った。ローマンは施設にパーソナルケアをする介護人と一緒に来ていたが、ウォータースライダーの順番待ちの際には1人で列に並んでいた。
ローマンは事情聴取で「ウォータースライダーには列ができていて、なかなか自分の番が回ってこなかった。だからイライラした」と供述したが、警察では認知障害のあるローマンが、自分の行為を過ちだと認識しているか否かということに焦点を置いたようだ。その結果、ローマンは自分の行いが人を傷つけるものであることを認識していたことが明らかとなり、